美術修復修行中。


by jaimeleschiens
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カテゴリ:週末( 14 )

ひさびさに脳を使い...

じつは今、再び日本です。
先週金曜日、慌ただしく帰国して、昨日、某試験を受けてきました。
結果は...

撃沈。

試験時間は、
09h30-11h30 外国語(二カ国語)
13h30-14h30 小論文
16h00-17h30 専門科目(私の場合は美術史)
だったのですが、いやあ、待ちくたびれて。
試験と試験の間が、長過ぎ。これが一番まいりました。
眠くなってしまうのね。せっかくのイイ感じの緊張感が、とろけて無くなってしまった。

特に、午後イチの小論文。文章を読んで、自分の見解を述べるのですが、
とろ〜んとした昼下がり、ようやくエンジンがかかって草稿用紙から答案用紙へ移ったところで、終了。
なにやってんだ私。最初から答案用紙に書いてりゃよかった。
せめてあと15分欲しかった...。凹みました、自分のバカさに。

前後の休息時間、ほんと、要らない。
いや、こういう状況下での判断力が試されているのかな?

さて、例の詰め込み美術史も、この日のためなれど、
たった一ヶ月間の準備じゃ、やっぱりつけ焼き刃...。

美術史の出題の形式は、
(A)西洋美術
(B)日本美術
(C)東洋美術
の各分野で一点ずつ、計三点の作品コピーが白黒A3版用紙で渡され、その三点のうちの二点を選んで、分析して自分の考えを書いていくのですが、今回のは、(A)は(多分)ベレロフォンのキマイラ退治の場面の浮彫り彫刻、(B)は喜多川歌麿「北國五色墨てっぽう」、(C)は宋代の郭煕の画風によく似た山水画、でした。東洋美術史についての私の知識は、かたつむりの脳味噌ほども無いので、はなから無視。選択の余地なく(A)(B)にとりかかったのですが...

(B)(C)にすればよかった。あとの祭りだけど。

そもそも、普通の美術解説書に載っているようなのは、まず出ないんだよなー。
過去5年間の問題集を見ても、作者は有名でも、作品は日本ではマイナーなものばかり。
(もちろん、知っている人はとっくに知っているでしょうけれど。)
たとえば、西洋美術史で、これ。↓↓
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執念で探し出しました。↓↓
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ロレンツォ・ロット「Portrait of Andrea Odoni」1527 Oil on canvas, 114 x 101 cm Royal Collection, Hampton Court
ほかに、
●ティツィアーノ「The Andrians (Bacchanalia)」1525 Oil on canvas, 175 x 193 cm Museo del Prado, Madrid
●ゴヤ「Duquesa de Alba」1797 Hispanic Society of America, New York(メトロポリタン美術館)
●不明。↓↓恐らく国際ゴシック期のものだと思われますが...。アトリエの面々も「見たことない」と。(御存じの方、教えてください。)
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●レオナルド・ダ・ウ゛ィンチ風の素描だと思いますが、未だ見つからず...↓↓
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日本美術史では、
●尾形光琳 「Waves」 Two-fold screen; ink color, and gold leaf on paper; 147 x 165.4cm Fletcher Fund ( メトロポリタン美術館)
●雪舟「慧可断臂図」1496重文(斎年寺)
●「鳥獣人物戯画 丁巻」国宝(高山寺)→これはまさに一昨日、ようやく見つけて、嬉しさのあまり9月29日付けのブログに載せました。
●「源氏物語絵巻 鈴虫二」国宝(五島美術館)→平成十二年に発行された新二千円札の図柄がこれなんですね。
●浦上玉堂「凍雲篩雪図」19世紀前半(川端康成記念館)

ね、マイナーでしょ?
(え、そうでもないですか?...そうですか。)

今日の結果は、もう目に見えているので、合否発表、見に行きたくないー。

しかしまあ、久々に頭を使ったから、私の脳味噌はかなり吃驚したらしいです。
帰宅後、氷砂糖をぼりぼり食べて、ようやく脳回復。
でもまだ、これからいくつかテストが続くので、
しっかりしろ、脳味噌。
今日の試験の前に他のテストがあれば、脳の柔軟体操にもなったでしょうけど、まあ、しかたがない。
日頃からもっと意識して脳を鍛えなくてはと思いました。
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by jaimeleschiens | 2006-10-01 11:09 | 週末

パトリモワンの日。

昨日、今日の二日間は「文化遺産の日 JOURNEES DU PATRIMOINE ジュルネー・デュ・パトリモワン」でした。ウチのアトリエでは、今日のみ午後14時〜17時半まで一般公開。といっても、単にアトリエの中を皆さんにお見せするだけなので、別段特別なことをするわけではないのですが、今年は、サンジェルマン・ロクセロワの実物パネルを使っての一連の修復作業の手順の展示と、14世紀を除く各世紀のパネルの展示をしました。
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で、午前中、簡単な準備。アトリエ主に「(サンジェルマン・ロクセロワの解体済パネルのピエスで)ティファニゼの見本と鉛組み立ての見本をちょこっと作っといて」と言われて、ちょこっと作ったのが、これ。↓↓
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さて14時。堰を切ったようにみるみる人が集まって来て、いやあ、こんな田舎に、はるばるようこそ。
皆さんの目当ては、やっぱりシャルトルのパネルのようでした。荘厳のブルーを間近で見られると張り切ってやって来たようです。でも、実際は煤だらけで真っ黒なパネルを目にして、皆さんキョトンとしていました。

あっという間に5時半になり、終了。
昨年もそうだったのですが、このパトリモワンの日が終わると、なんだか途端に秋を感じて、少々もの寂しい気分になります。日もずいぶん短くなりました。

ところで、去る9月5日、うちのチビ犬の誕生日でした。写真をアップしたので、よろしかったらカレンダーの9月5日をクリックして、御覧ください。
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by jaimeleschiens | 2006-09-17 23:55 | 週末
またまた長いご無沙汰、申し訳ありません。
ご心配をおかけしました。
じつは、8月11日から9月6日まで日本へ戻っていたのですが、7月末から帰国直前まで、急遽所用が重なり、ネットを開くことすらできぬ有り様でした。(←言い訳。反省。)

日本では、さらに輪をかけて、いやあ、時間の経つのが早すぎて...。(←言い訳。反省。)
こちらへ戻っても、あれやこれや、みるみる日が経ってしまい(←言い訳...ほんと、すみません。)、
やっと今日の先程、ようやく一段落ついて、ブログ再開です。いやあ〜。
備忘録にしたがって、今までのあれこれを少しずつ徐々に遡って載せていく予定です。

...が、ここで、もうひとつ言い訳。
今、わけあって美術史の猛勉強中なのですが、気が付けばいつも真夜中過ぎなもので、ブログの新記事アップも、まあぼちぼちという感じでご勘弁ください。

いやあ、覚えること多過ぎ...。
(単に知らなさ過ぎ...。)

ドタバタの毎日なのですが、この最中(さなか)、親切ご近所さんから一枚の紙切れを渡され、なんでも、ある日本人が作った俳句をフランス語に訳したものだそうで、そのオリジナルの日本語の俳句を、きちんと筆で書いておくれ、と。

...困ってます。

とりあえず有名どころで探してみても、これといっためぼしいものは見つからず...。
有名じゃない俳句なのかな?
それともやっぱり、単に私の知識不足か(→だろうね、きっと)。


ちなみに、渡された紙片の字面は、以下の通りです:
(アクセント記号が文字化けしてしまうので、すべて大文字で載せました。見にくくてすみません。)

JE NE FAIS RIEN
C'EST UN JOLI MOMENT PERDU(→掛け言葉になっています。)
ET J'ESPERE QUE QUELQU'UN LE RETROUVERA.

しかしまあ、俳句ってすごいですね。
わずか17モーラで言い表してしまうんですもんね。
いやあ〜、つくづく、奥が深い...。
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by jaimeleschiens | 2006-09-16 23:08 | 週末

犬が恋しい。

今日は読書で一日が終わってしまった...犬たちがいないと、張り合いがなくて、ちょっと寂しい。心にポッカリ穴があいてしまった感じです。
日本の実家の犬たち。↓↓
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by jaimeleschiens | 2006-07-23 22:50 | 週末

カリグラフィー

今日は朝から激しい雷雨。
ドーン ドーン と、近くに落ちた模様。もちろん停電です。
親切ご近所さんもいないので、マルシェも無しで、室内にこもって、犬を相手にアルトリコーダー。こういう大雨の時は、どの家も窓を閉め切っていますし、アルトリコーダーくらいの音量なら横殴りの雨風の音にかき消されてしまうので、近所を気にせず吹くことができます。おかげでスッキリ。

夕方近く、アトリエ主一家がバカンスから帰ってきました。皆さん、こんがり焼けて。あとで皮膚の病気にならなければいいですけれど。
犬とトマト苗の世話のお礼にと、お土産を持ってきてくれました。
カリグラフィーの練習帳と、羽ペンです。↓↓
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いやいや、こちらこそ恐縮です...。犬たちのお陰で停電の夜も退屈せずに過ごせたワケで。
じつは私、遥か遠い昔ですが、中学生のときに一時ハマってたんです、カリグラフィー。といっても特に指導書があったわけではなく、見よう見まねでいろいろ綴っていたのですが、この練習帳で、また久々にハマりそうです。
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by jaimeleschiens | 2006-07-22 22:34 | 週末
ほぼ一日一本のペースで消費するこの水。↓
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「サン・ペッレグリーノ」という微炭酸水で、喉の乾きにちょうどいい。これ、大量にストックしてます。

今日もうだる暑さ。一歩外へ出ると、熱気が もわぁ〜 こりゃたまらん。
車があれば思い切って遠出する気もおこりますが、とてもこの炎天下を歩く気にはなれません。おまけに外には人っ子一人いないので(皆、早朝に村を出てしまっているか、そうでなければ家にこもって避暑中。)しーんと静まり返った空気がよけい暑さを助長します。犬たちも室内から一歩も出ようとしません。
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by jaimeleschiens | 2006-07-16 21:20 | 週末

今日の収穫。

親切ご近所さんとの恒例のマルシェのあと、こんなものを買ってしまいました。
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中から、こんなに出てきます↓↓
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決め手は、ちゃっかりコランダーまでついていること。
ほら、本当に入ってるでしょ。超チビ助ですけど↓↓
(こういうのに弱い...。)
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さすが、やります。ピクニックにまでしっかりナイフとフォークを持参するフランス人、キャンプグッズにも抜け目がありません。
一応、品目はこの通り↓↓
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上から、「深鍋(径22cm)、フライパン(径22cm)、蓋(径22cm)、フライパン(径18cm)、深鍋(径16cm)、蓋(径16cm)、コランダー(径14cm)、取っ手」、計8品目也。

じつは、今回の、最初の目当てはこれ↓↓
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ビニール水入れ。およそ15リットル入ります。「およそ」というのが、いかにもこっちのモノらしい(イタリア製)。
本当にそう書いてあるんですよ、ほら↓↓
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by jaimeleschiens | 2006-07-15 23:06 | 週末

アルトリコーダー

今日は親切ご近所さんとマルシェ。生鮮食品を買い込むつもりが、古書売り場から離れられなくなってしまって、なにしに行ったんだか。
村に戻ると、アトリエ主一家がバカンスの準備で大忙し。子ども達が夏休みに入ったので、今日から一週間、La Rochelle へ例の帆船に乗りに行ってしまうのでした。ワゴンいっぱいにすごい荷物。まるで引っ越しです。そんなに持っていって、何に使うんだろ?大部分はお守りですね、きっと。
で、私は、アトリエ主宅に残す二頭の犬と猫一匹とトマトの苗を預かります。
アトリエ主から餌のやり方と家の鍵の掛け方の指導を受け、正午きっかりにワゴンを見送ったあと、メチエ・ダールの研修生と軽い昼食を摂って、さらにはこの研修生もパリへ一泊で出かけてしまうのでそれも見送って、そのあと久し振りに、アルトリコーダーを吹きました。本当はオーボエがいいんですが、日本から持って来られなかったのでトンピ。でも、思いっきり吹くのは気持ちイイです。
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by jaimeleschiens | 2006-07-08 22:25 | 週末

出会ってしまいました。

今日も、メチエ・ダールの研修生に、近くの村で行われる古道具商(brocante ブロコント)祭りに連れて行ってもらいました。よく親切ご近所さんにも、時間がある時に古物商廻りに連れて行ってもらうので、今日も、何人かすでに顔見知りの古物商さんと挨拶を交わしたりしましたが、私はいつもただ見て回るだけ。なんかダメなんですよね、もともと他人の所有物だったものを自分のものにするのは、前の持ち主の魂を感じてしまって、コワイ...。なので、日本でも神保町の古書店廻りは大好きなんですが、いつも立ち読みで終了。

ところが今日、出会ってしまいました。
これです。
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単眼鏡。
手の平サイズ。
感動。
連れて行ってくれたメチエ・ダールの研修生に大大大感謝。

このブロコントのあと、近くの考古学上有名な村にも行ってきました。何が有名かというと、おびただしい石棺群。ネクロポール(NECROPOLE 古代の大墓地)です。
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by jaimeleschiens | 2006-07-02 17:48 | 週末

デジカメ入手。

今日は、親切ご近所さんが La Rochelle の映画祭りに行ってしまったので、マルシェ行きは無し。なんですが、メチエ・ダールの研修生が、私がデジカメの件で困っているのを知って、わざわざフナックのある街まで連れて行ってくれました。研修生に感謝...前に愚痴ってごめん。本当にイイ人です。大感謝。
で、とうとう新しいのを買っちゃいました♪
とはいっても、日本と比べるとちょっと古いモデルです、手ブレ機能なんかも無いですし。こちらでも、いくつか手ブレ機能の付いたデジカメも売られてはいるのですが、まだまだ希少で、高い!店員さん自ら「近々日本に帰るなら、日本で買うほうがイイのが手に入りますよね」と。ただ、今必要なんです。ステンドグラス修復関係者には、今やデジカメは必需品。
ということで、今日から写真付きですヨ♪
まずは、例のメガネ引っ掛けサングラス。「引っ掛け」というより「くっつけ」ですね。
まずはレンズのみ。
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メガネに付けると...
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後ろ姿は、
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by jaimeleschiens | 2006-07-01 23:37 | 週末