美術修復修行中。


by jaimeleschiens
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シェ・ドゥーウ゛ル Chef d'oeuvre

今日は、アトリエ主とメチエ・ダールの研修生と私だけ。アトリエ主が「今日は好きなことをやれ。」と言うので、「シェ・ドゥーウ゛ル chef d'oeuvre」に挑戦。「シェ・ドゥーウ゛ル」とは、普通は「傑作」「名作」といった意味なのですが、ステンドグラスでは、ガラスに穴を開けて、その穴に、鉛線で別のガラスを嵌(は)めたものを指します。と言われてもよく分からないと思うので、順を追って写真をアップしていきますね。
まず今日は、ガラスカット。こんな風になります。↓↓
b0108483_631151.jpg
ちょっと切り口がガサガサしてきれいではありませんが、穴が小さいので仕方がありません。穴が小さければ小さいほど難しくなります。
昔は、このようにガラスに穴をあけることに成功したら、その人は「親方」と呼ばれることが許された、というくらい難しい技法だったそうです。ガラスの厚さや道具の質が今とはまったく違ったためですが、現在では、心穏やかに慎重にガラスをカットすれば、なんでもなく穴が開きます。というわけで、私も、感動する間もなく終了。
ただ、「心穏やかに」というのは本当に大事なことで、少しでも雑念が入ると、ガラスに容易にヒビが入ってしまいます。アトリエ主さえ失敗すること有り。おまけに今日は、私のガラスカッターまで落として、雑念だらけのアトリエ主。ガラスカッターは命だろうに。

その後、絵付けの柄を考えて、午後、フランス伝統の茶色のグリザイユで絵付けをしてみました。時間も押していて、絵付け後すぐに窯に入れてしまったので、写真を撮れず残念。
絵付け前のピエス。↓↓
(と、アトリエ主に落とされた私の「命」。)
b0108483_633916.jpg

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by jaimeleschiens | 2006-07-28 23:26 | 平日