美術修復修行中。


by jaimeleschiens
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今日は一日デピケ→ティファニゼ→フピケの繰り返し。

今日は、県内のある教会から運ばれてきた、4枚続きのパネルを修復する作業です。
この4枚は、かなり湿気のある場所に設置されていたらしく、19世紀に制作された、比較的新しいものであるにもかかわらず、鉛線がすっかり酸化してボロボロです。おまけに、ガラス片もあちこちかなり割れているので、パネルも歪んでふにゃふにゃしていて、持ち運びも超慎重。
この4枚から、まずは古いアタッシュをコテで取り外す作業。錆びた鉛や錆びたハンダはコテに反応しないので、アタッシュがくっついている部分を一つ一つ全部、ナイフの先で錆落としをしてから、油を塗ってコテを充てて、ハンダを溶かしてアタッシュを取り除きます。なんでもない作業なのですが、時間はかかります。

次に、各パネルの修復作業。
まずは、割れたピエスを取り出して(DEPIQUER デピケ)、割れた状態によってアトリエ主がコラージュかティファニゼか鉛線かのいずれかの方法を決めた上で、そのガラス片をもとのピエスの状態に近付け、またパネルにはめ込む(REPIQUER フピケ)作業。今回は、どれもティファニゼということになり、デピケ→ティファニゼ→フピケの繰り返しの一日でした。
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by jaimeleschiens | 2006-07-03 22:43 | 平日