美術修復修行中。


by jaimeleschiens
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押しの強さ。

今日は、午前中は絵付けの部屋は空いていたので、独りで絵付けの続き。ウ゛ェリエー達は、休憩時間にトイレに行きがてら私の絵付けをちらっちらっと見に来るんですが、なんというか、皆さん、目がコワイ。「オマエには負けんぞ」みたいな、ピリピリしたものを感じるんですよね...。そんな、芸術は競うものじゃないだろうに。特に二人、本当に目つきの鋭い、キツネみたいな人がいるんですけれど、いやあ、食べられてしまいそうだ。

午後は、メチエ・ダールの研修生と一緒に、車で再びグリザイユ+補強窓アトリエへ。月曜日に注文した補強窓3枚(縦およそ140cm、幅およそ20cm)がすでに焼き上がっているので、その補強窓にグリザイユでブレロテをする、つまり絵付けをしに行ったのでした。3枚とも巨大窯でもう一度焼かれます。明後日の金曜日にそれを取りに、また三たび訪れることになっています。

それにしても、この補強窓への絵付けですが、ブレロテというのは本当に難しい。大窓に均等に色を塗るのは、簡単そうでいて、なかなか上手くいきません。さらには、私はまったく初めてで状況がよく分からないまま、「塗れ。」と言われたので塗ってみて、あ〜もう一度やり直したいな、と思ったら、研修生に「時間が無いから(やり直しは)無理。」と言われ、仕方なく諦めたら、え〜っ!自分のはちゃっかりやり直してんだよ、研修生。で、私のはずいぶんムラがあるねって冷たく言い放つあんたのも、そのムラ、半端じゃないじゃん。
...いやあ、ここでも、押しの強さに負け、っていうか。

そういえば先日も、牡蠣の話になって、研修生に「日本にも牡蠣ってあるの?」と訊かれたので、「あるよ。昔、フランスの牡蠣が病気でダメになったときに、日本から宮城種が送られたんだよね。」と答えたら、研修生は、いや違う、フランスの牡蠣はフランスの牡蠣だ、って言いはってきかないんだよね...。結局最後に、私が折れました。
(この研修生、イイ人なんですよ、念の為。)
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by jaimeleschiens | 2006-06-28 23:29 | 平日