美術修復修行中。


by jaimeleschiens
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金属類の塗装/システルシアン

6月12日のブログで、窓にパネルを固定するための金属類(SERRURE セリュル)の、バルロチエール、フォイヤール、クラウ゛ェット、ウ゛ェルジェットについて書きましたが、うちのアトリエでは、この旧来の金属類を用いた固定方法のほかに、バルロチエール、フォイヤール、クラウ゛ェットに代わって、アトリエ主の知己の金属工(SERRURIER セリュリエ)と共同開発した金属格子(GRILLAGE グリヤージュ)と専用ビス、専用固定棒を使った新しい固定方法をしばしば採用しています。写真を載せられればどんなものかよく分かるのですが、残念ながら、ちょっと無理。すみません。

ここまで前置きでしたが、今日は、朝イチにうちの職人がこの金属類をセリュリエから運んできて、午前中は職人総出で、流れ作業で
1. トルエンを塗る。(防毒マスク着用。)
2. トルエンの油を柔らかい上で拭き取る。
3. 錆び止め塗料を塗る。
この作業は、今日はここまで。錆び止め塗料を乾かすために一晩おいて、別の塗料で明日、明後日と、あと2回上塗りします。

午後は皆で、昨日までデピケ(DEPIQUER)していたピエスをアセトンとエタノールを半分ずつ混ぜた液体で洗浄(NETTOYAGE ネットワイアージュ)する作業。
研修生は、幾何学模様のパネルを作る課題が与えられていて、そのデッサンに取り組んでいました。
幾何学模様にもいろいろと種類があるのですが、今回研修生が取り組んでいるのは、特にシトー派修道院でよく用いられたことから名付けられている「システルシアン CISTERCIEN(シトー派)」というものです。
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by jaimeleschiens | 2006-06-21 23:02 | 平日